【不妊治療記録】はじめての「体外受精」

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こんにちは、ゆずもとです。

2018年~2019年にかけての冬ごろから、不妊専門クリニックにて治療を受けています。

まだ結果は出ていないのですが、同じように治療されている方や、治療を検討されている方の参考になればと思い、色々なことを綴っていきたいと考えています。

今日はちょっと久しぶりの更新です。
実は、前に投稿をしたときから現在までの間で、状況が大きく変わりまして…。

そう。。コロナです。。

日本生殖医学会による声明
http://www.jsrm.or.jp/announce/187.pdf

4月1日に日本生殖医学会から、不妊治療の延期を推奨するという内容の声明が出されました。
妊婦が新型コロナウィルスに感染した場合、投薬などに制限があるほか、胎児への影響も現状不明であるため…ということのようです。

この声明を受け、通っているクリニックからも治療延期を勧められたため、実は現在通院および治療を一時ストップ中です。
私はメンタルがそんなに強くないので、今もし授かる事ができたとしても、生まれるまでずっと不安になってしまうと思うので…。
もし今すでに妊娠していたなら、もう必死で自己防衛するほかないですが、現時点では延期できるのでね。

家族と話し合った結果、とりあえず今後少なくとも数カ月は通院をやめて様子を見ようかということになりました。

ちなみに、実際のところは、もろもろのリスクを覚悟の上で治療を継続している人も多いようです。
体の状況や年齢など、人によって事情はさまざまなので、夫婦間で話し合った結果それがベストだという結論になったのなら、それもアリなのかなと思います。

さて、前回の記事で、人工授精がダメだったので、次は体外受精に挑戦します~ということを書いていたと思います。

そこから何カ月ものあいだ更新ストップしていましたが、結論からいうと、1度挑戦した結果、ダメでした。

2019年12月半ばに採卵→採った卵を受精させ、1カ月凍結→2020年1月半ばに卵を体内に戻す…というスケジュールで実施したのですが、成功には至らずでした。

でも、挑戦したことで分かったこともあったのでやって良かったです。

せっかくなので(?)、ちょっと体外受精の経過や感想をざっくりと綴っていこうかと思います。

◆~採卵まで

生理開始~採卵までの流れは、タイミング法・人工授精のときとほぼ同じ。
卵を育てるクロミッドというお薬と、子宮をふかふかにするプレドニンというお薬を飲んでいました。

人によっては、もっと強いお薬を毎日注射する場合もあるそうですが、私は飲み薬オンリーでした。
もともと卵がたくさんできる体質なので、あまりに強い薬を使うと何十個も卵が出来て体に負担がかかるから…という理由だそうです。

その後、排卵が近づいたころに内診・血液検査を受け、卵の育ち具合やホルモンの値をチェック。
良い具合に育っているのが確認できたので、採卵の日にちが決まりました。

そして、採卵の前々日あたりに、排卵を促す「ブレセキュア」という点鼻薬を使用。
このブレセキュアという薬、前も使ったんですが、点鼻したら約36時間後に排卵するという優れモノなんです。
どういう仕組みなのかはよく分かりませんが、めっちゃ便利なお薬ですね。

◆採卵当日

採卵当日は、朝イチで病院へ。

更衣室(個室)で手術着に着替え、採卵オペ室に入ります。
いつもお世話になっている先生と看護師さんがにこやかに迎え入れてくれたので、リラックスすることができました。

そして、案内されるがままに診察台(椅子)に着席。

「いまから始めますよ~」と言われてから、3分足らずで採卵は終了しました。
多少チクリとはしましたが、全然余裕でした。
個人的に子宮頸がんの検査のほうが100倍痛いです。

採卵が上手いと評判の先生だったからかな…?

その後は更衣室に戻り、30分ほど横になって待機。
しんどくなったりもなかったので、その日はそれで終わりました。

ちなみに、この採卵により卵は3つ採れました。
その卵たちは、培養士さんの手によって精子とかけ合わされます。
採った卵が無事に受精したかどうかは、翌日以降に電話で確認するようです。

◆採卵の翌日

採卵翌日のお昼に、クリニックへ電話。
仕事の合間に、ドキドキしながら連絡しました。

結果は、3つの卵のうち、1つが受精成功!
残りの2つは残念ながら受精しなかったので、ここでリタイアです。

受精した1つの卵は、うまくいけば1週間ほどかけて分裂などを繰り返し(この表現が的確なのかどうかはよくわかりませんが)、着床しやすい状態に育っていくとのことでした。

なので、また1週間後にクリニックに電話し、経過を確認することになりました。


◆採卵1週間後

再度クリニックに電話。
受精卵が無事に育っているかどうかを確認します。ドキドキや。

結果は、順調とのこと!
子宮に戻せる状態までしっかり育ったので、いったん凍結しますと言われました。

ちなみに、人によっては、凍結せずそのまま子宮に戻すこともあるようです。
が、私の場合は毎月の投薬などで体に負担がかかっているため少し子宮を休めた方が良いと言われたので、1カ月間凍結をすることになりました。

◆受精卵の移植

受精卵の凍結から約1カ月後。

クリニックにて受精卵(胚盤胞)を、体内に戻しました。
一瞬で終わりましたし、痛みもまったくありませんでした。

移植した卵がしっかり着床したかどうかがわかるのは、2週間後です。

あ、そうそう、移植前は子宮を着床しやすい状態に保つために、デュファストンという飲み薬と、エストラーナテープという貼り薬を投与していました。
いずれも女性ホルモンを補充するお薬です。

特にしんどくなったりはしませんでしたが、エストラーナテープを貼ったところはめちゃくちゃかぶれました。
かゆくて気が狂いそうなぐらい(笑)

そして、移植後は、これらのお薬に加え、ルティナスという膣錠も投与してました。
1日2回体内に入れないといけないのですが、これがなかなか大変で。
毎日、定時に職場のトイレで入れてました…(笑)

◆妊娠判定日

移植から2週間後。
妊娠判定のためにクリニックへ行き、血液検査と尿検査を受けます。

結果は…なんと陽性!
妊娠成立していました。
妊娠検査薬の陽性マーク、初めて見ました…!

が。

「妊娠は成立しています。でも、ホルモンの値が低いので、おそらく数日後に流産するでしょう…」

先生に、このように言われました。
喜んだ矢先、頭をガーンと殴られたような気持ちです。
こんなこともあるんですね…。

とはいえ、逆転Vの可能性もわずかにあるとのことで、3日後にまた受診することになりました。

◆再判定の日(判定日3日後)

3日前と同様、血液検査と尿検査を受けます。

結果は…残念でした。
ホルモン値はさらに悪化し、3日前に陽性反応が出ていた検査薬も真っ白。
しばらくしたら生理が来るでしょうと言われました。(そしてその通りになりました)

…ということで、この時点で、私の初めての体外受精は幕を閉じたのでした。
ショックが大きくて、しばらくはまさに「無」の状態でした…。


◆感想

残念な結果に終わり、しばらくずっと泣いていました…。
でも、一応妊娠は成立したので、何度もやればそのうちうまくいくかもと、期待も持てました。

しかし、現時点では、その後はまだ体外受精を実施していません。
次の体外受精をやろうかどうかと考えているうちに、コロナウィルスの感染拡大が深刻化し、前述の声明が出されたので…。

次はいつチャレンジできるのか分かりませんが、いまは体調を整えることに注力し、時機を待ちたいと思います。

以上、わたしの体外受精の体験記をお送りしました。
少しでも参考になれば幸いです!

また投稿しますね。

それでは(^^)

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